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株式会社イースマイリー

子どもたちが社会課題を知るきっかけづくりのために【完了インタビュー】

TANZAQ の出稿先プロジェクトとして選ばせていただいたSDGsえほん(株式会社イースマイリー)。
1年間のプロジェクト実施期間を満了した今、感じていることを伺いました。

SDGsえほん(株式会社イースマイリー主宰)

NPOをはじめとする社会課題解決を目的とした組織や団体が目指す未来について、絵本に仕立てあげることで、子どもたちへ社会課題についての認知と共感を広げる活動に取り組む。子育て家庭や保育園、小学校への絵本の無料提供や、ナレーション付きの読み聞かせ絵本動画の発信も行っている。

聞き手
大森 一弘(株式会社Yogibo執行役員、TANZAQ 担当)
語り手
矢澤 修さん(株式会社イースマイリー 代表取締役)
日時
2023年2月6日インタビュー実施

子どもたちが社会課題を知るきっかけづくりのために

  

大森:イースマイリーさんの活動について改めてご紹介ください。

矢澤:わたしたちイースマイリーは、子どもたちが楽しんで社会課題を学べる「SDGsえほん」事業を主軸に活動しています。一般的に、社会課題は当事者や関係者でない限り、自分ごとと捉えるのが難しいと感じています。そこで社会課題について勉強することを押し付けるのではなく、子どもたちにとって身近な存在である絵本やYouTubeのコンテンツが何か考えるきっかけになれば、という思いからSDGsえほんの製作が始まりました。

イースマイリーがコーポレートビジョンとして掲げている「みんな”と”笑顔をつくる」の”と”が重要だと考えていて、地域や社会団体、企業など「誰かと誰か」を巻き込み一緒に絵本をつくることで、さらに多くの方に絵本を知ってもらえるきっかけづくりができると考えています。有り難いことに最近は多くの応援があり、自治体からもご連絡をいただくようにもなりました。

大森:イースマイリーさんがTANZAQに参加した当初はSDGsえほんの製作が主軸でしたが、最近はもう少し活動の幅を広げていますよね。

矢澤:この一年は絵本の領域に留まらず、ハード面での取り組みとしてまちづくり分野にも注力しています。地域と連携して子どもの居場所づくり、体験の場づくりができるような事業展開も考えています。

TANZAQ期間中に挑戦したスポンサー開拓やSNSキャンペーン

大森:TANZAQ参加当初は、企業コラボ企画を展開されていて、思うようにいかないこともあったかと思いますが、実際に発行してみると絵本の引き合いも大きかったですね。

矢澤:採択された当初はスポンサー支援のもと絵本を製作し、「子どもたちに絵本を無償で配布するプロジェクト」を企画していました。メインスポンサーはYogiboさん、サブスポンサーとして他企業にもサポートしていただくことで、絵本をきっかけにスポンサー同士のコラボ企画など繋がりが実現すれば面白そうだと思っていたのですが、新規スポンサーの開拓は簡単ではありませんでした。企業に「社会課題解決に対してスポンサーをする」という発想がまだあまりなく、イメージが湧きづらかったためか意思決定が難しかったようです。また、当時はまだ絵本が完成しておらず、実績がなかったことも大きな要因だと考えています。

途中でプロジェクト内容を変更することとなり、まずはYogiboさんのみのスポンサーで絵本を世に出し、絵本の普及と世間的な反応を得ることを目的としました。絵本が完成し配布が始まってからは大変好評で、製作した2,000冊の絵本を1ヶ月半という短い期間で配りきることができました。良い実績ができたことで今後他の企業への提案がしやすくなると思っています。

大森:Amazon Kindleの絵本ランキング入りやWEBメディアからの取り上げなど、いい実績をつくることができましたよね。今後他の企業に提案する際、絵本の配布先や発行部数など露出の広がりを設計し、提案することでより協賛のメリットを感じてもらえるのではないでしょうか。協賛の形もSDGsえほん共通のスポンサーだけでなく、絵本タイトル別にスポンサーをつけるなど、やり方は様々だと思います。
今回のプロジェクトでは、Twitterでのキャンペーンに大きな反響がありましたよね。

矢澤:そうですね。シンプルに絵本プレゼントをフックにしたフォロー&RTキャンペーンでは2,000人以上のエントリーをいただくことができました!
さらにキャンペーン第2弾として実施した電子書籍かYouTube動画でSDGsえほんを読み、感想を投稿することが応募条件というキャンペーンを実施したのですが、高いハードルにもかかわらず累計200人以上の絵本の感想投稿が集まりました。

キャンペーン終了後もユーザーとの繋がりは終わらず、当選者からの「絵本が届きました」という報告の投稿をいただくなど、合計で500件ほどの投稿が集まりました。5、6人のフォロワーから始まったアカウントが、1,800人ほどのフォロワーを持つアカウントまで成長し、キャンペーンは大成功でした。

TANZAQを通して気づいた共創・協働の可能性

大森:YogiboがSDGsえほんのスポンサーとなったことで、関係者から反響などありましたか?

矢澤:SDGsえほんには背表紙にスポンサーロゴとしてYogiboさんのロゴを掲載しました。イベントにて絵本を手配りしていた際、子どもたちから「Yogiboって絵本つくってるんだ!」と言われることが多く、Yogiboブランドの知名度と影響力の大きさを実感しました。親御さんは、RIZINなどのイベントだけでなく、社会課題を解決する活動に対してもYogiboさんがスポンサーとなっていることに好感を持たれていました。

大森:矢澤さんはTANZAQ参加団体としてだけでなく、TANZAQに参加いただいている他の社会団体の広告活動や企画のフォローなど、コーディネーターとしても活躍いただいていますが、TANZAQとの関わりを通して進化したと感じることはありますか?

矢澤:共創、協働の可能性に気付くことができました。有り難いことにTANZAQコーディネーターとして様々な貴重な瞬間に立ち会うことができたと思っています。社会団体がTANZAQと出会い、新しい挑戦を通じて凄まじいインパクトを生み、団体の認知度が上がっていくことでさらに大きなエネルギーをつくるきっかけとなります。この協働の可能性に溢れたTANZAQプロジェクトにコーディネーターとして参画でき、とても良い経験となっています。

また、コンテンツとパートナーだけでは大きなインパクトを生むのは難しく、もう一つの要素として地域などの「フィールド」が大きく後押しするということにも気づけました。地域や自治体が協力することで活動にストーリーが生まれ、メディアを呼びやすくなることでさらに大きな反響を呼ぶきっかけになるということです。

大森:単純に人が集まる場所で活動すれば良いというわけではなく、文脈として「ここでやる意味がある」場所で実施することで、より注目度が高まるということですね。

今後の活動について

大森:SDGsえほんの今後の展開について教えてください。

矢澤:引き続き多くの方にSDGsえほんを知ってもらえるような活動を続けていきます。社会団体とのコラボ作品をコンスタントに、かつ丁寧に世に出せる仕組みづくりも考えていきたいと思っています。

また、絵本を通じて「親子・社会団体・企業」を絡めた実績ができたので、今後は絵本の領域のみに留まらず、地域というフィールドをうまく使いながら別の活動も広げていきたいです。

大森:絵本を介して生まれた繋がりを、絵本以外の領域にも広げていくのは素敵ですよね。SDGsえほんも実績と共に、ストーリーとしての厚みと社会課題の文脈がスパイスとして効いてくると、より企業が協賛しやすくなると思います。
この度はインタビューのお時間をいただき、ありがとうございました!

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