ACTIVITY
社会課題の現状
国内の若年無業(ニート・ひきこもり等)の状態にある若者はおよそ17人に1人の割合でいると試算しており、多くの若者が社会から孤立した状態にあります。状況を好転させることができず長期化してしまうと、就職氷河期をはじめとする、より深刻な社会課題にも波及してきます。
団体の活動内容
私たちは「若者と社会をつなぐ」をミッションに活動しています。若者に対する就労支援プログラム「ジョブトレ」を通じて、若者が「働く」と「働き続ける」を実現できるように伴走支援を行います。平均して在籍期間1年で約9割が就労し、3年後の調査でも約8割が継続的に働いています。
目指す未来の状態
ジョブトレは応能負担型を採用しています。本人・家族が利用費用を負担できなくても、寄付や企業協働によって社会全体でまかなっていくことで、利用のハードルになりやすい費用面の不安をなくし、若者が安心して支援を受けられるようにしたいと考えています。
実現へ向けた課題
充分にニーズに応えられるだけの規模ではなく、ジョブトレを利用できる若者の数が限られています。また、困っている方々に育て上げネットのことを認知してもらうための活動が不十分であり「自分の人生を任せてみよう」、「この人たちと一緒だったら状況を変えられるかも」と信頼していただく努力をこれまで以上に進めていく必要があると考えています。
上記を解決するために、本プロジェクトで取り組むアクション
まずは、より多くの若者を支援できるようになるために、個人・企業への働きかけを強化し財務基盤を整えます。また、育て上げネットの活動を信頼していただけるように、充分な説明機会と客観的な評価を受ける機会を設けます。それにより、若者が社会とのつながりを持てるようになると同時に、社会の側も若者に関心を持って手を差し伸べるようになります。
特に本プロジェクトでは、生活困窮などの経済的な余裕のない若者に対しては、一定期間ジョブトレを無償で提供します。また必要な方には、支援を受けるために必要なPC端末や交通費などの実費も提供することで、安心して支援を受けられる環境を整えます。