TANZAQプロジェクト完了インタビュー
企業との新しい関係性を通じてできた、横のつながりや新しい人脈【完了インタビュー】
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ACTIVITY
社会課題の現状
「知らないから」「前例がないから」「普通ではないから」そんな言葉で社会が分離されている現状があります。
例えば、「医療的ケア児」という存在。医療的ケア児とは、生きるために人工呼吸器や胃ろうなどの医療的機器を必要とする子どもたちのことです。
日本に2万人弱。1000人に1人の割合でしか生まれてこない彼らとその家族は、「数が少ないから」「ケアできる人がいないから」と保育園の入園を断られてしまったり、地域の中で孤立してしまうことがあります。
日本の新生児医療の発展と共に、今まで救えなかった小さな命が救えるようになった反面、医療的ケアを必要とする子どもは、この10年で2倍に増えました。
彼らのような、今までになかった新しい存在を受け入れていくことは私たち一人ひとりにとって暮らしやすい社会に繋がっていきます。
医療的ケア児だけでなく、同じように社会から分離され孤独感を感じている人は多くいます。
医療的ケア児の課題を1つのテーマとして、お互いの存在を知り同じ世界に生きることを認めあっていく、そんな社会を目指しています。
団体の活動内容
・メディア運営
NPO法人アンリーシュでは、医療的ケア児に関するメディアを運営しています。様々な「生きづらさ」や「社会に知ってほしいこと」を内に秘めた当事者が登場し、今思っていることを率直に打ち明けます。
また、一方的な配信にとどまらずライブ配信やイベントを通して、様々な立場の人と対話を重ねていきます。それぞれがどんな生きづらさを抱えているのか?それに対してできることはなにか?
参加者全員が自分の立場や利益を飛び越え、たった一人の「困りごと」にフォーカスし、できることを模索する場になっています。
Webメディア(アンリーシュHP)https://unleash.or.jp
公式YouTube『アンリーシュ日記』https://youtube.com/channel/UCc-QI_254BagBkm3KoaqUnw
目指す未来の状態
この世界には、様々な「個性」や「ニーズ」を持った人々が共存しています。お互いの存在を知り、同じ世界に生きることを認めあっていく。そして、できることがあれば一歩行動してみる、そんな社会を目指しています。
実現へ向けた課題
現代の社会では、自ら声をあげて存在を主張したり、助けを得ることに後ろめたさを感じてしまう場面があります。
気軽にSOSを出したり、社会との繋がりを実感できる場が今とても少ないことが課題です。
上記を解決するために、当プロジェクトで取り組むアクション
社会に存在を知ってほしい・誰かに助けてほしい、そんな想いを持った人にメディアに出演して頂き、その声を社会に広く発信していきます。
同時に出演者からも、同じような立場の人に役立つ情報を発信したり、見てくれた人の感情を動かすストーリーを提供し、お互いに価値を提供し合う場つくりを行っています。
自分と違う存在を受け入れたことで生まれたメリットや恩恵・気持ちの変化を共有し、増やしていくことで、多様な存在を受け合う社会づくりを行っていきます。