特定非営利活動法人DV対策センター

DVや虐待に苦しむ、子ども・若者・母子のための、避難から自立までの包括的な支援を行っています

私たちは、神奈川県横浜市にてDV・虐待・貧困の連鎖を防ぐための活動を行っています。
公的シェルターに入れなかった母子や若者を中心に、安全な避難場所を提供しているほか、被害に苦しむ方の相談や心理士によるカウンセリング、行政との連携や弁護士の紹介、ひとり親世帯への食支援などを行っています。
避難後は、居住支援、食支援、就業支援によって自立をサポートしています。虐待を経験した子どもには、居場所・学習支援を行い、孤立防止に努めています。
避難者は対人関係に恐怖心を抱きやすく、母子ともに引きこもりや共依存の関係に陥るケースが見受けられます。また、虐待を受けた子どもは暴力容認の思考へ偏ることから、新たな被害や加害者となるリスクを抱え、連鎖を受ける可能性が高まります。
こうしたことから、母親向けのトラウマケアや、子ども向けのエンパワメント講座を開催し、視野の拡大や倫理観の向上につなげることで、連鎖を防いでいます。

わたしたちの課題について

すべての女性、子ども、若者が、夢と希望を思い描いて生きていける社会を目指して、DV・虐待・貧困の連鎖を防ぐための活動を行っています。
家庭内でのDV・虐待は年々増加し、大きな社会問題となっています。
DVには、身体的暴力のほか、精神的・経済的・性的暴力や、社会的隔離、子どもを巻き込む暴力（子ども自身が暴力を受けている、または、子どもがいる前で夫婦間で暴力を振るう面前DV）などがあります。
加害者の多くは自身が子どものころに虐待（面前DVを含む）を受けていたことが分かっています。DVで最も恐ろしいことは被害者が加害者になったり、結婚後に再び被害者となる負の連鎖が起きることです。
ひとり親となった後に経済的困窮に陥るケースは多く、学校の制服や学用品が買えない、塾に通えないなど、子どもたちが大きな影響を受けています。生活保護世帯の子どもが自立できず生活保護を受ける確率が高く、貧困の連鎖も解決すべき問題と考えます。

SOCIALGOODクーポンで応援できる活動

みなさまからの応援は、子ども支援の活動に大切に使わせていただきます。
DV・虐待を経験した子どもは暴力を容認する思考へと陥ってしまうケースが多く、被害者が加害者になってしまう負の連鎖を防ぐため、子ども向けのエンパワメント講座を毎月開催しています。
そのほか、スポーツ観戦や体験旅行、季節行事など、さまざまな体験を通し、多くの学びの機会としています。
児童養護施設であれば、親子分離の避難となってしまうところ、シェルター入居から自立支援まで母と子ともに包括的なサポートを行っています。
虐待を経験した子どもたちが社会で活躍できるまで応援することができます。