認定特定非営利活動法人キドックス

人と動物の福祉向上を目指して、地域の人と動物の交流拠点や居場所づくりに取り組んでいます

不登校や引きこもり等の自立に悩みを抱える子ども若者達の社会参加活動として、飼い主に捨てられた犬の保護・家庭で暮らすためのトレーニング・譲渡活動を行い、若者と犬の両者の社会への再出発を支援しています。地域の人と動物がつながる交流拠点「ヒューマンアニマルコミュニティセンターキドックス」も運営し、自立を目指す若者の就労の場を創ることと同時に、保護犬達を温かい里親家庭に繋げ、一般市民の方への人と動物の福祉に関する啓発活動の場も担っています。その他、子ども食堂の定期開催や、小中学生が参加できる保護犬ボランティア活動「どうぶつクラブ」、不登校児が通うフリースクールや、学校への命の授業など、地域の子ども達への居場所作りや教育活動にも取り組んでいます。

わたしたちの課題について

人と動物の福祉の社会課題は別々で捉えられがちですが、それぞれの元をたどると重なり合っている部分があることを10年以上現場で活動している中で気づきました。例えば犬の遺棄や虐待の相談などを受けている中で相談者のお話を深くヒアリングしていると、障害や貧困や高齢など人の福祉的な課題が隠れていることが多く、さらには問題が大きくなって誰も手を付けられない状況になるまで放置されてきた事例も多く出会いました。私たちは、この社会問題を個人の自己責任論にせず、社会的な課題である「関係性の貧困（＝孤立状態）」こそが問題であると捉え、すべての人と動物が孤立せず、誰かに相談できたり頼り合える社会を目指して、地域の関係性を大切にした活動をしています。

SOCIALGOODクーポンで応援できる活動

当会は動物の保護施設を持っているため、毎月シェルターの光熱費や、動物の医療費や消耗品費、さらにはお世話に携わる人件費など多くの資金が必要になります。また、子ども若者達への支援にも、知識や経験を持った人側と犬側の専門家が運営に携わっており、そこにも多くの人件費や謝金などが必要になります。
こういった日々の活動に必要な固定費は助成金などでは充当しにくく、多くの皆様からのご寄付で活動を継続しているため、このような運営を支える部分に使わせていただければ幸いです。