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社会課題の現状
競走・乗馬なども引退した引退馬は、実績を残した馬でさえ引き受け先がなく行方不明になることが少なくありません。 その背景にあるのは大きくは資金面ですが、引退場を養うためには放牧する土地や牧柵、厩舎や管理する人が必要があり、そのためには飼料代や人件費はもちろんのこと、牧場の維持・環境整備にも費用が発生します。また、引退馬の預託の事業性は低いため預託先となる牧場は増えず、引退競走馬はその余生を過ごす場所がそもそも足りないということも課題です。
団体の活動内容
マンスリーサポーター制度、グッズ販売・宿泊事業、カフェ事業をはじめ、あの名馬たちに気軽により近くで会える場所として、馬と人が共存共栄できる牧場作りを進めています。
目指す未来の状態
より多くの人に認知してもらい、サポーターや企業間コラボを増やすきっかけとなる事で収益面での安定を図り、1頭でも多く受け入れられる牧場となりたいと考えています。
実現へ向けた課題
前述の通り、引退馬の受け入れにかかる費用は少なくなく、一頭ごとの預託料ではすべてを賄うことが難しいのが現状です。引退馬が余生を過ごすためには、誰かがその(主には資金的な)負担を負う必要がありますが、これでは継続的な活動にはなり得ません。 このような背景の中で、引退場の魅力を活かすことで資金的な負担を減らし、継続的な引退馬支援の一つのモデルを作っていくことが必要だと考えています。
上記を解決するために、当プロジェクトで取り組むアクション
当プロジェクトが、牧場運営における一つのモデルとなることを目指します。また、社会的関心が集まることで新しい引退馬支援の選択肢が増えていく可能性があります。たくさんの人に知ってもらう事で支援の輪が広がり社会の波となり、助成や支援の枠組みに変化が生まれるきっかけになると考えています。 具体的には、ジョッキーや調教師との対談や引退馬の風景などを動画で配信したり、宿泊/飲食施設を活かして多くのファンとの交流機会を創出するなど、引退馬の魅力を活かした取り組みを仮説検証を繰り返しながら幅広く展開していきます。