マイノリティな双子・三つ子など多胎育児をする家庭が社会とつながりを保った育児を実現する孤立予防プロジェクト
REPORT
「親になれてよかった」と素直に子どもの誕生や成長を喜べる、当たり前…
『ふたごハウス』オープン!【月次活動レポート2023年2月号】
「多胎育児をしながら働く」シリーズの新着記事をアップしました!【月…
ACTIVITY
社会課題の現状
分娩数の1~2%が、双子・三つ子など多胎児出産の割合であり、自分と同じ多胎育児をする人たちに出会いづらい状況にあります。多胎育児に対する理解度が低い社会において、周囲を頼ることを諦め、自分で抱え込み、精神的な負担が高くなり、ひとり育児(単胎育児)よりも虐待死が2.5~4.0倍近いという指摘もあります。
団体の活動内容
私たちは「育児を、みんなで育てよう」を合言葉に活動を行っています。
双子・三つ子など多胎ママパパが匿名で自由にチャットする「ふたごのへや」、母子手帳を確認し、多胎ママパパしかいないオンラインルーム「ふたごのいえ」、自身も多胎育児をしている相談員による「つなげる相談室」といったサービスを通じて、オンラインでの交流・相談をきっかけに、地域の育児支援サービスにつなげ、多胎育児であっても自分らしく子育てをするため、また身体的・精神的負担を和らげるための活動を行っています。
「ふたごのへや」ユーザー:1,363名、「ふたごのいえ」:115名、「つなげる相談室」:27名、オンラインイベント:89回開催 ー のべ300名超参加 (いずれも2021年6月末時点)
目指す未来の状態
双子・三つ子など多胎児を妊娠したとわかったら、そのご家庭には必ずオンラインおよび地域の多胎支援情報が行き届き、「自分には育児を相談する相手がいない」と答える人がゼロになることを目指します。
実現へ向けた課題
ひとつめは、多胎児を妊娠したと分かった人全員に、周知していく体制が整っていないことです。また、ふたつめは、オンラインコミュニティに入ったとしても、膨大なチャット量に情報が流れてしまい、必要な人が・必要な時に・必要な情報を入手しやすい仕組みが存在しないことです。
妊娠時の管理入院中でも・出産後の壮絶に忙しい育児中にも、ノンストレスで自分のスタイルに応じて閲覧が可能な、多胎育児情報がストックされた場所が必要だと考えています。
上記を解決するために、当プロジェクトで取り組むアクション
当団体に所属するピアサポーターを中心とした多胎育児の実体験エピソードを、インタビュー形式でまとめた音声+動画コンテンツを制作します。
また、産婦人科などの病院で、多胎支援関連のチラシを設置してもらえるよう打診し、多胎妊娠した人に情報が行き届く仕組みづくりをスタートしていきます。
上記の活動を広く認知してもらい、当団体が運営するオンラインルーム・オンライン相談などの利用につなげるべく、SNS広告の出稿も実施します。